11月十日サロン
11月10日(日)の『十日サロン』は40名の参加がありました。
最初に畿央大学の学生さん6人による、血圧や酸素飽和度の測定を受け席に着きました。
最近、長生会の会員が急病で救急車を呼んだ際に、その方の医療情報が無かったため、救急搬送等で支障をきたした事例があり、自治会は平成30年に熊取町社会福祉協議会が作成した「救急医療情報」を全戸に配布して、玄関等の救急隊が見やすい場所に設置するよう説明していましたが、「救急医療情報」を紛失された方があるため、長生会と自治会は再配布することを決め、本日、熊取町社会福祉協議会の山盛さんが持参して、活用について説明をしていただきました。
続いて、畿央大学の室谷牧子准教授から「意外に多い家庭内の骨折」について講演していただきました。
室谷牧子准教授は、希望が丘で音田医院を開業されていた音田先生のお嬢さんで、学生さん6人を連れて奈良県北葛城郡広陵町から来ていただきました。
講演の内容は、65歳以上の高齢者が1年間に転倒する割合は、家が2割、施設に入居されている方が3割以上あり、女性の方が多く高齢になるほど率が高くなる。
80歳以上の不慮の事故で亡くなる方は転倒が3割近くを占め、交通事故で亡くなる方は5%程度と説明されました。
介護が必要となった原因は、骨折・転倒が上位を占め、特に女性が多い。
要介護等認定状況は、65歳から74歳の要介護の割合は2.9%ですが75歳以上の後期高齢者になると23.0%と一気に増える。
高齢者の骨折で救急搬送されたうち、87.7%が大腿骨近位部骨折で、毎年10数万人が受傷し転倒が原因とのことです。
また、自宅内では庭が一番多く、次いで居間・茶の間・リビングの段差のない室内が多いとのことです。
骨折を予防するには筋力・バランス力の維持が大事で、転倒・骨折を予防するポイントとのことです。
続いて、6人の学生さんから、「誰にでもできる転倒予防エクササイズ」の実践を受け、「イスを使った転倒予防体操」を指導していただきました。
このテキストは写真を掲載していますので、家で楽しく続けてください。
その後、6人の学生さんはスマホの設定について席を回って、希望が丘長生会と希望が丘自治会の公式LINEの設定をして、参加者全員にそこから回覧やホームページの見方を教えました。
和やかな雰囲気の中講義が進み、参加者の皆さんは、若い学生さんから元気をもらって帰宅しました。
室谷先生はじめ学生の皆さんありがとうございました。
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